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Channel: 千歳川のフライフィッシング日記
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BOHA3選の2

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19:00 雨 水深中

 この時期、練習場から見えるというか、ヤマセミの巣のある切り通しを舐めるように
強風が吹き付け砂塵を舞上げる。して今日はそれが起こった後、小雨からやや強い
雨も降った。

 雨好きの管理人は、室内の暖房を上げ窓をおもむろに開け雨だれの音を聞くのであるが
たとえば男の部屋、さらにはテントとその価値は上がっていくのである。

 これはもう一つの嗜好である寒くて暑い状態と似ていて、濡れるべき状態で
濡れないと言う事であり、その意味では大きな傘とか、お気に入りのカッパも
その喜びを与えてくれるものである。

 今日は人のBOHAの中から高校時代の一つ紹介しておく。千歳は空港を管轄する旧運輸省
それから今では一つしか無いが、かっては3つあった少年院(法務省)、それから言うまでも無く
防衛省の各部隊、それから一般企業では現パナソニック、サントリー、カルビー、日新、などの
大手企業も多いため、転校生も多く毎年進級する度に楽しみにしていたものである。

 高二のとき編入してきて結局一緒に卒業したSYちゃんは、抜けるように色が白く、トランジスタ
グラマーで、髪も色がやや抜けていたので、今思えばハーフとかクオーターとかそんなんであったのかも
しれない。

 聞くところによると親の期待が大きく家庭教師もついており、どちらかというとガリ勉タイプの
彼女は、3年生も後半になると、受験科目以外の授業の時は、いわゆる内職をしたり、カクカクと
頭が垂れることも良くあった。

 めづらしく前の席の百合ちゃんが机に伏せているなーなんて思った時、仰角マイナス45°距離にして
3フィート位の所から音的にはかって祖母がしていたようなプゥンだが、案外大きい音がして
瞬間ハッとして顔を起こす百合ちゃん。同じ瞬間、非難するような女子の目線、また同じ瞬間
自分がしたときと同じように手を上げてスマンみたいにする管理人。

 ものの2秒の間に全てが解決し、そのときのクラスにとっても別にどってことなく、人の記憶
にも残っていないはずである。

 その後年が明けると受験対策で学校をサボり気味になり、その関係で卒業式にも出なかった管理人は
その後百合ちゃんがどこへ転居したのか、していないのかどこの大学に行ったのか、まったくしらないし
その後数回あったクラス会のようなものでもこの話題はしたことが無い。

 本当なら墓場まで持っていく話だとは思うが此所で書く分には許してくれると思う。
本件に関しては、後日あのときはありがとう!とかまったくあり得ない案件だし
40年を過ぎれば本人も忘れているだろうが、この不承管理人だけは振り逃げ
事件として記憶しておきたいと思っている。

 

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