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Channel: 千歳川のフライフィッシング日記
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回顧

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12:00 晴 水深低

 千歳川は明治時代に道内で初めてニジマスが放流された川である。もちろん漁業として成り立つ
期待をもっての事だろうと思うが、おそらくその期待に答えた事はなく、もっぱら遊漁ついでの
食料であったと思う。

 サケはともかく、そんなんで千歳川は明治以来様々な魚種の放流が現在進行形で続けられているが
採算性のある魚種はないようである。

 管理人がこの川で釣った外道と言えば、ギンザケ、と紅ザケ、それに釣り上げることが出来なかったので
完全に認識したわけではないがマスノスケである。

 その他最近では特にこの辺で釣れなくなったものと言えば、イトウとアメマス、それにニジマスである。
これらの魚は56年の台風以来河川改修が盛んになった頃から壊滅的になったと感じているが、まああくまでも
一釣り師の感想である。

 ニジマスに関しては近年も一部放流が成されているようであるが、この川の特徴としてダムの下側で人跡未踏
的な場所はなく入渓が楽な事と、都市部に近く近年まで比較的ヤマメが多く釣れたため釣り師が多いために
増えるまでは行かないというのが感想ではあるが、

 約30年間ほど実施された鳥柵舞橋より上流の禁漁も効果があったかと言えば、一釣り師の身には、ほとんど
感じられるものはなかった。

 まあそんなんで引き算をすれば、上記ちゅうでは、やはり河川改修が残り、この辺の上流部では堰堤の崩壊
その他で深いところが減ったためと思う。また近年極端に減ったヒゲナガカワトビゲラ(全国的らしい)
が影響する部分は相当大きいと思う。

 その昔、そのシーズンに川の側や、橋の上を通った日にはウインドウォッシャーがいくらあっても足りず、
フロントグリルにはオバーヒートするのではないかと言うくらいヒゲナガがぶつかったものだが、
若い頃からの出不精に輪が掛かった現在の管理人には知るよしもない。

 

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