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Channel: 千歳川のフライフィッシング日記
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婆育ちは三文下がり

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16:00 小雨 水深低

 寒さも一休みか現在小雨が降っているこの辺である。先日降った雪も残ってはいるものの
ドライヤーを当てたようなもっちりした感じに見える。

 さてご存じ管理人は九州は熊本県で生まれたのは熊本市、北海道へ渡ってくる前の住民票は
全て熊本市内にあったようである。

 しかし小学校へ上がる前やその後の学校が休みになると、まれに一人、多くは伯父叔母に引率され
60劼曚鋲遒慍爾った八代市にほど近い、畳表の大産地のど真ん中へ連れて行かれたものである。

 管理人と父の年齢差は23才、そこから祖母の差もやはり23才、したがって物心着いた頃の祖母は
50才ちょっとであった訳である。

 後年聞いたところに寄ると、小学校へ上がる前の管理人は実質祖母に育てられたようである。
父が亡くなったとき、祖母の年の離れた甥とお話しする機会があり。興味深いことを色々聞いたのである。
 祖母の出身地は熊本でも有名な平家の落人部落と言うのは知っていたし、家紋はアゲハチョウであることも
知っていた。

 アゲハチョウの家紋にも色々あるが、その伯父が言うには清盛の家紋と同じであったそうである。
まあその時はいつか郷土館でもたずね調べて見たい気もしたが、熊本行きはお流れになったので
その願いが叶うかどうかは解らない。

 
イメージ 1

 さて、その祖母が上記写真のうら若き乙女(大正末期)である。(中央の婆様は祖母の祖母だから
明治維新前後の生まれ)(埼玉の叔母が笑うほど子の写真に似ている)
手にしているのは、恐らく屋内用の長刀で、祖母はこれと小太刀の師範である。

 管理人はいわゆる総領息子であったので、どちらかと言うとチヤホヤされていたが、6才違いの叔父や
祖母と同居していた従兄弟などは相当恐れおののいていた。

 管理人は祖母から小太刀、叔母から水術(泳ぎ)を無理矢理教えられたものである。水練は足が平泳ぎ
で、手がクロールの抜き手(急流を横切る)と横泳ぎ数種類(音を立てずに長時間泳げるそうな・・)
であった。今思えば少し忍者的な感じもするが、手裏剣は習っていない。(笑)
 
 ※水術は各地に存在するが、熊本にも小堀流踏水術(有名なのは立ち泳ぎ)というのがあり
  基本立ってできること(ご飯食ったり、弓や鉄砲を撃ったり)すべてできるというもの凄いものである。

 この記事は大分前にも一度書いているが、つい最近youtubeで剣道VS長刀と言うのを見たからである。
福岡県のどこぞやで、あるときから毎年おこなわれているようであるが、長刀は高校の長刀部、剣道は
恐らく地域の選抜なので4段、5段がぞろぞろいる。それでも毎年5対5の団体戦は僅差で勝ち負けを
繰り返している。一方、我が家の一回きりの歴史的な剣道長刀対決は、剣道5段で、かっては篭手打ちの名人
であった祖父が、先ず祖母にすねを打たれ、その辺を飛び回ること暫しの後、スネを警戒しすぎた祖父のコテを取り
二連取で勝負あったのである。

 したがって動画を見る前の管理人は長刀の圧勝だろうと予想していたが、結果は上記の通りである。
何故、50を越えた祖父と祖母が戦う事になったのか解らないが、恐らく幼少の頃何度か祖父のOB戦を
応援に行ったことがあるので、その前に、少し稽古的なことがあったのだと思う。

 してタイトルの事である。婆育ちは三文下がりなどとは最近聞かなくなったが、年寄りに育てられると
甘やかされるので駄目だということである。管理人は強い婆ーさんに育てられたが、基本伯父や従兄弟に比べると
相当えこひいきされている。この年になってもう少し厳しくしてくればと思う今日この頃である。(笑)


興味のある人は 鹿島神当流

  

 

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