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Channel: 千歳川のフライフィッシング日記
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飛型のこと

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19:00 晴(寒し) 水深低

 さて今日の練習場には、早朝から恵庭の高一と中三のコンビ臥梁来ており、
その後 練習に入るかと思った所で奥さんに呼び戻された『嬶天下』さん。
それから久々に快音を響かせた『國』さんもやってきた。

 まず、高一くんの事だがこの辺の年代の人にはいつも驚かされるが、それこそ
真綿のように吸収するてんである。つまり動作的には直ぐに出来てしまい、
残るは距離と言う事になる。これも飽きずに練習すれば早い段階で、達人に
なってしまう可能性が大きい。

 してこのヤング二人組に國さんが18フィートを貸し与えると、今度は結構
アンコ型の中三がもの凄いロールキャストを打ち始める。
こっちは、おだてると、どこでも登ってしまうタイプなので褒めることを自重したが
二人の若さに、やや嫉妬したした管理人であった。

 さてたしかに此所のスィープをマスターしている國さんであるが、フォワードに関しては
ダッチョウとタコツボループの持ち主である。(本人認識)
したがって管理人がまだ教える事も多いと言う事であるが、もしこれが治ってしまえば
入賞常連に相当近づくはずである。
ダッチョウもタコツボも原因はだいたい解っているので一層修行に励んで欲しいと思っている。

 さて今日は飛型の確認と言う事で、お決まりの画像と解説を加えておく。
イメージ 1

 上からタコツボーループもしくは前方後円墳と呼んでいるループで、ロッドティップが上下に
動いている部分が形に出ている。また此所の振りのように丸く打つ意識が有り、右手が顔を越えてから
上に上がるとこのループになる。


 二段目ぱポジティブストップ(意識的に止める)の場合の標準形、ある意味テーリングしているループで
このループでは超ロングベリーはあまり飛ばないと思う。

 三段目は技術的には欠点が少ないものの、四段目及び五段目に比べると曲がり角が丸くなっている。
これはラインスピード不足によるもので、女性ならばこの辺で妥協しなければならないレベルの
ループである。※2000年以前のチャンピョンループでイアンゴードン氏もこの手のループであったと
記憶している。※ミートナイフ型

 四段目はダッチョウループと読んで居り、よいと言う人もいるかもしれず、また舟形ループとも言えるが、
ベリーが持ち上がらず水面に直ぐに落ちてしまう。これでも風がよければ50mは飛ぶし、向かい風で
あえてこれにする場合は距離を稼げるが、標準とするべきではない。原因は体の後のストローク(登り)
が無いためでもの凄くもったいない。また多くの場合、右肘をターゲットに向け力こぶを入れたような形で
ロンチできれば解消する。

 五段目は、三段目の角丸が角張った飛型で、三段目のループよりラインスピードが上がったループである。
スコットマッケンジー氏が最初にチャンピョンなった頃、2004-2006年頃のチャンピョンループである。
管理人は練習を始めてから2年経過した頃(写真は2010のコンペの管理人の飛型)※フィッシュナイフ型
イメージ 2


 6段目はkazuさんの数年前のループ、上糸が丸いが良く飛ぶループであった。(現在未確認)

 最期の7段目が近代的な飛型で、恐らくこれ以上の飛型は存在しないと思う。またラインの質にも
関係があり、柔らかい(もろい)ラインほどこの形になりやすいと思う。※千枚通し型

 補足三段目、5段目、7段目は、ある意味欠点無く打てた結果のループである。しかしある人が
ゆっくり打った場合が三段目、中くらいで打った場合が5段目、厳しく打った場合が7段目で
結果本人がコントロール出来るものではなく、与えられたラインスピードでラインが勝手に変形
しているのだと管理人は考えている。

 ※最悪のループは表には表現していないが横から見た場合、人の顔に見えるようなループである。
  管理人はこれをハムナプトラループと呼んでいる。


 

 

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