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Channel: 千歳川のフライフィッシング日記
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一日4号の飯を炊き・・・

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17:00 雪/快晴/雪 水深低低

 タイトルの部分は、あの宮澤賢治先生の有名な一節の中にある言葉である。
宮澤賢治はしっかりiphoneの電子書籍に入っており、年に1度は読み返している。

 ところで、管理人は牛丼特盛りを飲むと言われるほどの大食漢であるが、
昔から賢治先生の日に4合は凄いな!と感心していた。

 一般にコンビニのおにぎりは100グラムなので、大体3個で1合となるので
日に12個食えば4合は達成出来ない数字ではないが、一個あたり一切れの宅庵が
付いたとしたら食い切る自信はない。

 まあ記録には弁当を持って来られない子供達には、惜しげも無く与えていたというので
正味食っていた訳ではないと思っている。

 ※なまったような独特の文体と精神世界、それと西洋文化への強い傾倒を感じるが、この宮澤賢治
  先生、翻訳はされたものの海外では評価されなかったそうである。
  たとえば夜鷹は標準語ではヨタカであるが、賢治先生の底本ではヨダカとなまっている。
  その辺のニュアンスが伝わらなければ理解することは不可能だと思う。

 さて今日の本題はここからである、まだギリギリ20代の管理人は叔母の居るワイハに魅了され
2年連続遊びに行っていた。なにが良いかと言えば、日中日向に出れば、当たり前のように
熱いが、日陰に入ろうもののなら寒いくらい涼しいあの気候である。

 夜などはソレこそ半袖ではきつく、2度目となったその時はなんと革ジャンを持っていき
Tシャツに革ジャンみたいなものを楽しんだりした位である。

 ただ叔母のところではカルフォルニア米ではあるが普通に日本食を食することが出来るが
やれステーキだのロブスターだのは2日目には食傷し、便通はおろかボハもサウンドを失って
しまう。

 ホテルに入れば日本食があるものの、当時は全てなんちゃって風でとても満足出来る
ものではない。


 そこでふと思ったのが、車の屋台におにぎり、味噌汁などの登りを立てて売って歩けば
それこそ飛ぶように売れると思いついたのである。

 紙やプラスティックの容器は使わず、おにぎりは茄子とかの柄の付いた久谷の小皿、味噌汁は
木の椀、他には氷水みそおでんの登りもあった方が良い、そして当然あるであろう
諸手続は叔母の連れ合いである叔父が当時の州知事J.Aさんと友人であったため、なんとかなるわい!
と帰ってしばらく計画を立ててみたのである。


 そのとき真っ先に計算したのが一合でおにぎり何個?である。そのときたしか
一合2.5個で計算、5合炊きなら12.5個 一皿2個なら6人前・・・・・と段々怪しくなり
まあそれでも楽しみながら試算を続けたが、ダイヤモンドヘッドに家を建てるほど儲ける
ためには、朝から晩まで飯を炊き、そして握り、そして売りに出なければならない計算になった。

 おそらくひょっとすると今でも、作った分は売れるはずであるが、マニファクチャーでは
うまく行かないことも世の中にはあるものだと知ったわけである。

ps 羽生も宇野も高木も小平、渡辺もそして藤井6段もまったく凄いものである。

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