Quantcast
Channel: 千歳川のフライフィッシング日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2181

ヒゲナガ先生

$
0
0
19:30 快晴(暑し) 水深高

 つい一週間前、夜間はマイナス気温になっていたのに今日のお天道様はジリジリと肌を焦がす
力を取り戻している、して今日も3度程行った練習も今期初の素足にサンダル履きとなった。

 植物も魚もみな積算温度で羽化したり開花したりするものである。寒かった4月を取り戻す
ためにも少し続いて欲しいと思っている。

 さて今年も京都大学のヒゲナガ先生はやってきて、たくさんのそれと50圓虜粛
採取していった。結局管理人はなんやかんやと質問したり邪魔をするわけだが、昨日は本気で
げつ!と驚いた。

 人には色々苦手な動物というものがあるが、それは先ず蛇(長虫)である九州にいた頃は
小学1年生から4年の途中まで町内の学年番を張っており、こいつが苦手ではそんなポジションに
はいられない、当然相当無理をして捕まえたり、虐待をした反動で昔より相当気持ち悪くなった。

 蜘蛛などはチョコの味がするなどと、だまされて食したことがあるがまずいだけで今でも
苦手ではない。実は最も苦手なのがこうやって書くのもはばかれるけむしである。
これが芋虫ならグラッセを食すほどであるが毛があるともうダメなのである。

 これは見た目というのではなくこいつに負けて2日程入院したあの苦しみから来るものである
と思う。けむし(漢字で書くときもいので)と言えば蛾であるが、その蛾は何でもないが
実はヒゲナガ元々地上で蛾として生活していたものがご幼少時代は水中で生活するように
なったと言うのである。

 そこで採取してあったラーバを恐る恐る観察すると毛ぽいところはなく、どちらかと言うと
芋虫が変身したものであると思え安心した次第である。

 まあ糸は吐くし成虫は火に飛んで入り蛾にしか見えず、冷静に考えれば解ると思うが
なんで水に入ったの?なんて聞くのは、アシカにかゆいところが掻けなくなるのに何で
手がヒレになるの?と聞くようなものである。とりあえずへー凄いなとだけ
思うことにする。

 さてさてその先生によると今年は去年より多いと言う、ならば吉報とこちらは今年の釣果
を期待するのみである。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2181