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Channel: 千歳川のフライフィッシング日記
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ロールとスペイ

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15:30 晴(蒸し暑し)水深中中

 今朝は予告通り『輪行』さん一行がやってきた。本道を離れるのは夜のフェリーだが
なにせ輪行なもので荷物を満載し支笏湖経由で苫小牧行きとなると時間の余裕はないという。

 ならば魂のポジションからのキャストと△離好撻い鮟乎翕にレクチャーした
さすがにベテランだけあって1時間ちょっとのレクチャーで実釣レベルまで到達された。
したがって問題は忘却だけであるが、∞を思い出せば何とかなると思っている。

 午後には『三鳥』さんも現れて増水に少しびびりながらもいつものコースの半分を流し
どこぞへ釣りに去って行った。

 その『三鳥』さんが降りて来たときは、偶然練習場でフライを振っていた『Barber』さんを
つかまえて、早速レクチャー、気に入ったならばまた来て欲しいと思っている。

 さて今日は少しやっかいな問題に触れるが、それはロールとスペイの事である。

 かってスペイとはなんぞや!と友人に尋ねたとき、友人はロールキャストの親分だ!
と答えたのは既に書いた事だが、この言葉から無理して察するとロールの変形、にているもの
ともとれるし、現に管理人は20年位そう思っていた。

 またProのティチャーの中にもスペイはロールキャスト!と言い切る人もいるが
100歩まで譲らなくても10歩程譲れば管理人とて異存は無いところである。

 しかし管理人の場合もきちんとタンオーバするロールの限界は9feet6#で15m以下
スペイならば30mは飛ぶ時もある。距離にしてこれが同じキャストとなると
あまりにも違いすぎる。 そこでこの練習場ではロール定義を完全停止の状態から打つキャストを
ロール、ラインが生きている内に打つか、死んだラインを生き返らせて打つキャストを
スペイキャストと言っている。

 その完全に静止したロールキャストは、先の9feet6#の場合ロッドティップから水面まで弧を描く
ものの身体から後ろにあるラインは4m程度、後方には1m以内、したがって飛ばない。
一方スペイはヘッドから出たラインが15mだとすると後方には4m前後伸びるので、それが
生きている内(張りがあるうち)に打てば前方へ飛んで行く訳である。

 こんな事はスペイの経験者にとってはクドクド説明することでもないが、これは知識として
スペイがどんなものか解っており、今それに踏み出そうか!いや待てよ!状態の人には
大きな問題である。

 もしスペイがロールの親分ならまだ先でいいや&ならば不要!と考える前に
4~5mのバックスペースで25m以上飛ぶ可能性のあるキャスト!もしくはロールより
バックスペースが不要で角度変換も同時に行えるキャストと管理人は考えて欲しいと思う。

 最期になるが異存は無いと言ったものの、内容的にはロールとスペイは異次元程の
差がある。特に50才を過ぎたフライマンは一刻も早くスペイと出会って欲しいと
願わんばかりだ。

 ※本日の距離等の表現は全て9feet6#(PM10)のオバーヘッド用のシングルハンドロッドと
普通の(スペイでは無い)WF7Fの組み合わせで書いています。

 明日は今日の記事に関連して、ウオーターボーンアンカーとエアーボーンアンカーについて
書いて見たいと思います。

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