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Channel: 千歳川のフライフィッシング日記
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嗜好品2

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10:00 快晴 水深高低

 遙か昔の高校時代のことである。高校へ入学し直ぐに仲良くなったし、今でも付き合いのある
今でもまじめなS君に、校門へと下る坂道でどうだ!みたいな感じでタバコを差し出すと
予想に反して、すっと受け取り管理人の両手で囲ったマッチの軸から火を付け一服する。

 そんなに長くもない坂道の中腹でそんな事して、二服か下くらいに坂の下に付くやいなや
戻す彼!。”だいじょうぶか!”と声をかけながらも、”こいつは一生タバコを吸わないのだ”と
思った。

 その彼は、まじめと類なる美貌、おまけに運動神経抜群もあってか、定年の折は仕事場で
ナンバー5まで登り、今も嘱託で元気に、そして喫煙もやっている。

 ただ知る限りいつも市場で最低のニコチンとかタールの銘柄にヤニトリホルダーをつけての
ことである。

 実はゲロッた次の日からポケットにはマイタバコが入っており、それからしばらく毎日の様に
銘柄が変わり、そのたびに残ったヤツをくれたわけである。

 それをくれるときに、これも吐いた、これも吐いたと言うのが可笑しくて、おそらくそれは彼の
生涯一のギャグであったと思う。

 管理人も最初はオヤジのシケモク(所により イサミ/北海道 まんごろ/九州 地域不明の
ピンカス ここんとこ募集中です。)から始まったが、あきらかに美味いものではなかったはずである。

 子供の頃、大根の煮付、塩辛、クサヤ等々一度食って懲りたものは、死んでも食わなかったものであるが
おそらくニコチンは一度脳が覚えた途端に、胃袋がひっくり返ろうが、2/3取られようが、風邪でも、喘息でも
要求するのだと思う。 ただ、ならば受動喫煙の人もニコチン中毒になるはずなので、それプラス唇の感触
持った軽さ、冬はぬくもりと総合的且つ瞬殺で擦り込まれるのだと思う。

 このやっかいな習慣も昨日のコーヒーと同じで、いつも吸っている銘柄が最高である。過去吸っていた
銘柄販売中止になったことは数回あるが、いつも慣れる前には少しだけ時間が掛かったものである。

 ただ、酒もそうだし、コーヒーも葉巻もそうであるが、高直のものはひっくり返る程うまいときがある
ものである。まあ若い頃の管理人にはロレックスやライカM6をキャッシュで買える身分にはなりたいと
思っていたが、それは夢で終わりそうである。だからして先のうまいものは毒でしかないと思う事にしている。

                   手巻き煙草に転向して一周年を祈念して UncleSpey
 

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